山田孝之さん主演。
Netflixオリジナル作品「全裸監督」シーズン1:エピソード1「裏の世界」の要約
英語教材の販売成績がパッとせず、クビ寸前だった村西とおる(山田孝之)。
一念発起しトップセールスマンになり喜びもつかの間。とんだ事態に見舞われるハメに…
ここからはストーリー。
時は1980年。
うだつの上がらない営業マン村西とおる。
ついに今月ノルマを達成出来なかったらクビだと宣告される。
そこでトップセールスマンの小野に弟子入りすることになる。
「褒める」というノウハウを教えてもらった村西はさっそく飛び込み営業へ!
なんとそこはヤクザのご自宅。
背水の陣の村西は片言のイングリッシュを使って必死にセールス!
結果はなんと…
ある日、会社の金庫から売上金が全額盗まれる。
ここから村西とおるの人生は半ば強制的に大きく動き出す…
不倫をしている妻。その現場を目撃された村西は妻・幸子から男としては落第とも言える衝撃の言葉を発せられる。
そんな自暴自棄になりスナックで飲んでいるところに出会ったチンピラのトシ(満島真之介)に性の裏側を覗くきっかけを知ってしまったのをきっかけに人生が狂い始める…
「売りたいんだ。人間の性欲を」この発言から村西とおるが”村西とおる”と言われる世界にハマっていくところで1話は終わる。
感想
山田孝之の村西とおる監督になりきってる演技がヤバすぎ!
体当たりすぎる。自慰するし何でもしてる。
本当に良い子は「ボス・ベイビー」観てたほうが良い。
これは大人だけが観ていい禁断のシリーズ。
白ブリーフでこれだけの貫禄を出せる山田孝之がガチですごすぎる。
村西とおる監督の知る世代もそうじゃない世代も、本当に破天荒というのはこういうタイプだ!というのを再認識できる映画。
昭和の男は肝が座っていた。
それを作ってきたのは間違いなくハングリー精神であり、幼少期の体験が大人になっても大きく影響して来ることがこの映画でヒシヒシと伝わってくる。
見どころ
昭和の時代を象徴している
今では考えられない、映画館で映画を観ながらタバコを吸う。
昭和時代のテレビCMにウォシュレットを宣伝している日本の最先端技術に驚く。
山田孝之の怪演技
冴えない営業マンからトップセールスマンに上り詰める山田孝之のセールストークと自身のみなぎった表情に驚く。
表情一つ、発言の重みでここまで一人に乗り移れるのか。役者とは本当に凄い職業だと痛感する。
もはや村西とおる監督が山田孝之に憑依してる。いや、山田孝之がイタコかの様に村西とおる監督を憑依させているとしか考えられない怪演は見事!役者”山田孝之”としての底が見えない。(※村西監督は生きてます。)
古き良き接客トーク
未だに使われている接客トークが学べる。
人間心理はいつの時代も変わらず「売れるトーク」があることが全裸監督を見ていれば分かる。
- 何故?あなたなのか?あなたが特別な理由
- 先延ばしにする客に対してのセールストーク
明日からの接客で役に立つかも!?接客向けで営業向けではないが…
性を通じて人間の本性を描いてる
人間、多かれ少なかれ表と裏がある。
それでも男女裸と裸で向き合った時はどうなのか?
幼少期の村西の体験、夫婦になってからの自分に対しての不甲斐なさ。
全て性を通じて人間の本性を描いている。
そして主演である村西とおるこそ、もっとも性に取り憑かれた人間だったことが分かる。
全裸監督キャスト
村西とおる(山田孝之)
チンピラのトシ(満島真之介)
川田研二(玉山鉄二)
黒木香こと恵美(森田望智)
音声スタッフ(柄本時生)
ヤクザの中井(吉田鋼太郎)
トップセールスマン小野:村西の営業師匠(板尾創路)
村西こずえ:村西の母(余貴美子)